酒造りを中心とした循環型産業で「楽しい暮らし」を届ける、大関株式会社-兵庫県

2022年6月10日

地域で愛される「ご当地あまざけ」に着目し、甘酒造りのストーリーと甘酒商品の詳しい情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第21回目の紹介記事は、兵庫県の大関（おおぜき）を特集します。

編集部

御社についてご紹介ください。

1711年（正徳元年）創醸の酒蔵です。初代大坂屋長兵衛が、日本有数の酒どころである「灘五郷」のうち一番西に位置する今津郷（兵庫県西宮市）で酒造りを始めました。

酒造りで培った発酵技術を活かし、清酒などアルコール飲料の他、食品類の製造販売、化成品の開発販売などを行っています。

編集部

甘酒開発のきっかけやストーリー、こだわりや工夫を教えてください。

お酒の原料であるお米を余すことなく活かすため、酒造りの副産物である「酒粕」を使用した商品開発がスタートし、1974年（昭和49年）から甘酒を始めとした清酒以外の商品を発売するようになりました。

酒粕の有効利用や機能性素材としての研究を通して酒粕の更なる可能性を追求し、酒造りを中心とした循環型産業を行っています。

編集部

御社のいちおし商品とその特徴について教えてください。

カップ酒のパイオニアとして大関が発売した「ワンカップ大関Ⓡ」と同じ型の瓶に入った酒粕甘酒。蔵元ならではのしぼりたての酒粕を使用し、新鮮な味わいを生かした本格甘酒です。

生姜の風味と蜂蜜のスッキリとした甘みが特長で、温めても冷やしてもおいしくいただけます。中高年の女性のお客様を中心に、長年ご愛飲いただいております。

※「ワンカップ」は大関株式会社の登録商標です。

編集部

これから挑戦したいことを教えてください。

2022年2月に発売したレモン風味のさらっと飲みやすい新たなカップ甘酒「レモンの甘酒　糖質・カロリーオフ」のように、若い世代の方や、甘酒に馴染みがない方にも楽しんでいただけるよう消費者ニーズに対応した商品を展開していきたいと考えています。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします！

たくさんの方にご愛飲いただき、おかげさまで甘酒を発売開始してから再来年で50年を迎えます。

社内にもファンが多い、しぼりたての酒粕を使用しているという酒蔵ならではの強みを活かした大関の甘酒をぜひ一度味わってみてください。

今回ご紹介した甘酒メーカーについて

大関株式会社
https://www.ozeki.co.jp/
兵庫県西宮市今津出在家町4番9号

あまざけプレス

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