あまざけプレス特集 ご当地のあまざけ 全記事

旭川の地酒蔵として「ここにしかないモノ」を造り続け、高砂酒造-北海道

地域で愛される「ご当地あまざけ」に着目し、甘酒造りのストーリーと甘酒商品の詳しい情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第23回目の紹介記事は、北海道の高砂酒造(たかさごしゅぞう)を特集します。

メーカーについて -About-

編集部
御社についてご紹介ください。

北海道旭川市には酒造りに於いて有用な気候風土が整っており、古くより「北海の灘」と呼ばれるほど、多くの酒蔵が酒造りを行っていました。

高砂酒造は1899年に創業した旭川最古の老舗酒蔵です。豊富な水量と清麗な水質を誇る大雪山系の伏流水と、北海道産酒造好適米を原料に使用し醸した純北海道産酒を販売しており、近年では北海道の広大な土地と雪国の自然を生かした雪中貯蔵法の採用や、道内の原料米生産地の地域特性を生かした日本酒造りも行っています。

製造過程 -Produce-

編集部
甘酒商品の開発きっかけやストーリー、特徴について教えてください。
  • 大吟醸酒粕甘酒国士無双

2018年に発売。旭川市内で米や野菜を中心に生産している谷口農場とコラボを検討する一つとして、高砂酒造で製造された大吟醸酒粕と谷口農場で収穫されたゆめぴりかでおいしい甘酒を作ろうと商品開発を開始しました。

酒粕とゆめぴりか、ビート糖、砂糖の配合を数十通り試作し、約3か月かけて、現在の味となりました。酸味を抑えて、米と酒粕が程よく味わえるよう甘味を抑え、整えるのにとても苦労しましたが、最高の味わいに仕上がりました。

  • 麹で造る吟醸甘酒

2007年に高砂酒造明治酒蔵限定商品として発売。麹の甘酒がまだ、あまり浸透していない頃に直売店のみの少量生産をする目的で開発しました。

原料として北海道産米を60%まで精米し、蔵で製造した麹米を使用した甘酒は米本来のうまみとすっきりとした甘さを出すため、米の選定、発酵温度や時間、原材料の割合など施策を繰り返し行い、完成しました。1回の生産数量が1300本しかできないため、欠品することが多い人気の商品です。

メッセージ -Message-

編集部
これから挑戦したいことを教えてください。

いろいろなものを甘酒に加えた(抹茶や黒糖など)商品開発を行ってみたい。また麹の甘酒を使用したスイーツやお菓子にも挑戦してみたい。

編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします!

素材や味わいにこだわり、丹精込めて製造した甘酒をぜひご賞味ください。

おすすめの商品 -Product Recommendations-

メーカーのコメント
旭川市の谷口農場で収穫された「ゆめぴりか」と高砂酒造の「大吟醸酒酒粕」をブレンドしています。深いコクと旨味がたっぷり詰まった甘酒です。

メーカーのコメント
ノンアルコール、ノンシュガーでお子様でも安心の米麹を使った手作り甘酒。麹菌がお米のデンプンをブドウ糖に変え、甘酒に自然な甘味を作り出します。砂糖にはないスッキリとした甘みが特徴です。

今回ご紹介した甘酒メーカーについて

高砂酒造株式会社
https://takasagoshuzo.com/
北海道旭川市宮下通17丁目右1号

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「あまざけプレス」は、甘酒と健康美容と栄養補給に関する情報と知恵を発信しています。

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