健康や美容への関心が高まる中で、あらためて注目を集めているのが「甘酒」です。中でも本記事では、“加熱しない”という選択によって生まれる価値に焦点を当て、「生甘酒」という存在を深掘りしていきます。
第二弾としてお話を伺ったのは、神奈川県鎌倉市と岩手県陸前高田市にお店を構える『AMAZAKE STAND』の三橋 英里子さん。
「AMAZAKE」を世界の共通言語に、そんな思いを胸に様々な形で生甘酒を提供しております。
AMAZAKE STANDについて

ーまずAMAZAKE STANDさんで行っていることについて教えてください。ー
お米と米麹の自家製の生甘酒の専門店で、AMAZAKE STANDというお店を運営しています。鎌倉が本店で今7年目になります。
小さな製造場が岩手県陸前高田市にありまして、一緒にAMAZAKE STANDを立ち上げた女の子がそちらで働いています。
その子が元々、陸前高田市出身なこともあり、お米は盛岡市の農家さんに、米麹は陸前高田市のお味噌屋さんに作って頂いています。

ーこのお仕事を始めたきっかけは何ですか。ー
もともとは商社に勤めていて、今とはまったく畑違いのOLをしていました。3年ほど働いていた頃、秋田に定期的に帰っている友人に誘われて、旅行がてら秋田を訪れたんです。
ちょうどその時、酒蔵の蔵開きが開催されていて、日本酒が好きだったこともあり足を運びました。会場では日本酒のブースにすごい行列ができていたのですが、その隣にあった「生あまざけ」のブースには誰も並んでいなかったんです。
私は並ぶのがあまり得意ではなくて(笑)。当時は甘酒もむしろ苦手だったのですが、せっかくだから飲んでみようかなと思って、一口いただいてみました。
それが私にとって初めての“生あまざけ体験”だったのですが、今までの甘酒のイメージが一気に変わるくらい、すごく美味しくて感動したんです。
東京に戻ってからもその味が忘れられず、自宅で小さな麹メーカーを使って甘酒を作り始めました。
毎日飲み続けているうちに、体の調子が良くなっていくのも実感して。もともと甘酒を飲んでこなかった自分だからこそ、「こんなに良いものなら、もっとたくさんの人に知ってもらいたい」と強く思うようになり、そこから生あまざけの専門店を立ち上げようと決意しました。
当時はまだ若かったこともあって、勢いもありましたね。クラウドファンディングも活用しながら、たくさんの方に応援していただいて、お店をオープンすることができました。
ー鎌倉と陸前高田、2つの拠点で展開している理由を教えてください。ー
もともと鎌倉が大好きだったことが、最初のきっかけです。出身ではないのですが、大学時代にウィンドサーフィンをしていて、都内の大学に通いながら週に5回ほど鎌倉の海に通っていました。学生時代から憧れの場所だったので、お店をやるなら大好きな鎌倉でやりたいと思い、最初の拠点に選びました。
陸前高田については、麹との出会いが大きいです。全国のさまざまな麹を取り寄せて試した中で、一番美味しいと感じたのが陸前高田の麹でした。最初はその麹を鎌倉に送ってもらっていましたが、3年ほど前に現地に小さな製造所を作り活動しています。
今は役割を分けていて、オンラインショップの商品は主に陸前高田で製造し、店舗販売分はそれぞれの拠点で作っています。
商品について
商品概要
名 称:(冷凍)プレーン生あま酒
原 材 料:米麹(国内製造)、米( 国産)
保存方法:冷凍(-18℃以下)で保存
賞味期限:製造から6か月
容 量:170ml
飲 み 方:冷凍商品になりますので、お召し上がり直前に自然解凍または、流水解凍(5分程度)をしてください。
【フレーバー】
ベリーあま酒
アサイーあま酒
ピスタチオあま酒
抹茶あま酒
チャイあま酒
ほうじ茶あま酒
ココアあま酒 etc...


ーメニュー開発は三橋さんご自身が担当されているのでしょうか?ー
はい、メニュー開発はすべて私が担当しています。
「こんな味わいを作りたい」というイメージをもとに、お茶やフルーツなど思いつくものを幅広く試作してきました。その中で自分の中で“これは良い”と感じたものを商品化しています。
チャイティーのような少し珍しいフレーバーが多いのも、甘酒に馴染みのない若い世代の方にも親しみを持ってほしいという想いからです。最初の一杯を気軽に手に取ってもらえるよう、味だけでなく見た目の可愛さも意識しています。
実際に「これなら飲める」と甘酒が苦手だった方に言っていただけたり、その後は自宅で甘酒づくりを始めたという声をいただくこともあります。スーパーでも牛乳のように当たり前に甘酒を買うようになった、という話を聞くと、日常に広がっている実感があってとても嬉しいですね。
また、生あまざけは加熱しない分、素材本来の風味を活かしやすく、通常の甘酒よりもフレーバーの幅を広げやすいと感じています。
ーどういった方がよく飲まれているんですか。ー
観光地だから、ということはなく地元の方が本当に多いですね。
海外の方はあの立地だけど1割ほどでしょうか。海外の方は本当に初めて甘酒を飲むんですけど、ノンシュガーでこんなに美味しいんだって喜んで頂いてます。
3,40代の女性の方が多いですけど、スポーツ、特にこの辺りで普及しているトレイルランを行うランナーの男性の方が結構飲んでくださるので男女比としては半々くらいですね。
運動の補給食として甘酒を飲んでくださる方は多いです。
他にも近隣に住んでいるご年配の方や、3歳くらいのお子さんもご褒美に良く来てくれます。そういう立ち位置になれるのはすごくうれしいですね。
ー店舗以外でも購入は出来ますか。ー
オンラインショップを行っているのでそちらからご購入いただけます。(※記事の最後にリンク有り)
他にも、甘酒の効能的にスポーツされる方との相性がすごく良いので、高尾山の麓にある高尾ベース(Mt.TAKAO BASE CAMP)さんのようなトレイルランやハイキングなどを行う方向けの施設などに取り扱って頂いています。
また、イベントや催事出展、逗子駅前のスズキヤさんでの不定期の出展も行っております。

新しい挑戦
ー今後挑戦していきたいことはありますかー
実は4月からキッチンカーを手に入れたので、これから全国に出張販売を行いたいと考えています。
店舗でも、常連の方や色んなお客さんとお話をする機会があるんですけど、より多くの人に甘酒を飲んでもらうには自分たちが移動した方が早い、というところに行き着きまして。
特に範囲は決めていないので、西日本の方もガンガン行こうと思っています。イベントとかも沢山出たいと思っています。

ー改めて、AMAZAKE STANDさんの魅力について教えてくださいー
まず、生あまざけは火入れをしたあまざけに比べて、すっきりとした味わいが特徴です。ちょっと独特な甘酒の風味に苦手意識のある方でも、飲んでもらいやすい味わいになっています。
お店としては、プレーンでももちろん飲みやすいんですけど、そこにフルーツを加えたり、お茶を加えたりして、皆さんの馴染みのある味わいに近づけて、最初の甘酒生活のきっかけになるような1杯を提供しています。実際に、いろんな方から「飲みやすい」とお声をいただいていて、そこが一番の魅力だと思っています。
ー最後に読者の方へ一言お願いします!ー
AMAZAKE STANDで一番人気なのが、「甘酒ホイップ」です。上にホイップクリームが乗っているのですが、そのホイップも甘酒で作っています。
離乳食が始まった小さな赤ちゃんから、ワンちゃんまで、みんなで楽しめる甘酒になっています。
鎌倉に遊びに来た際は、ぜひ気軽に立ち寄っていただけたら嬉しいです!

店舗概要
AMAZAKE STAND鎌倉店
神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目8−10
TEL:0467-73-7870
営業時間:年中無休
平日11:00-17:00(金のみ8:00-17:00.)
土日祝10:00-18:00
公式サイト:https://www.senjyo.co.jp/
オンラインショップ:https://shop-senjo.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/amazake_stand/


AMAZAKE STAND陸前高田製造所
岩手県陸前高田市高田町宇荒町104番地
営業時間:金土日11:00-16:00
Instagram:https://www.instagram.com/amazakestand_takata/

今回は『AMAZAKE STAND』の三橋 英里子さんにお話を伺いました。
きっかけや思い、商品についても熱く語っていただけました。記事の内容以外もたくさんのお話をさせて頂き、編集部としても何度も通いたくなるお店だなと思いました。
キッチンカーで全国を飛び回る様子がこれから楽しみです!もしかしたらお近くのイベントに来てるかも?
https://amazake-press.com/