9月に入り暦の上では秋ですが、まだまだ暑さが続いています。夏の疲れも残りやすく、体調管理に気を使う時期ですよね。
そんな時におすすめしたいのが、栄養たっぷりで「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒です。
今回は大分県佐伯市の「ぶんご銘醸株式会社」の甘酒6種類を編集部が実際に飲み比べ、それぞれの味わいやおすすめポイントをご紹介します。
今回の甘酒
ぶんご銘醸は大分県佐伯市にある酒蔵で、明治43年から清酒・焼酎造りを行っています。
昭和62年には清酒造りの技術を活かし、甘酒の製造を開始しました。
同じ市内には「麹の杜(こうじのもり)」という同社のあまざけ工場があり、そちらは西日本で唯一工場見学をすることが出来るあまざけ工場です。


今回ティスティングするのは様々な用途に合わせた味わいの甘酒6種類です!
定番からアスリート向けなど幅広い品ぞろえとなっています。
甘酒リスト(写真右から)
- 酒蔵のあまざけ 麹本造り
- こうじのもり 玄米あまざけ
- こうじのもり 黒米あまざけ
- キューッと飲める有機あまざけQ-ty
- こうじのあまざけ ゆず
- AMAZA

テイスティングレポート
1.酒蔵のあまざけ 麹本造り
不動の人気商品。
国産米と米麹だけでできた健康あまざけとなっております。
プロフェッショナルが選ぶ「プロの逸品」甘酒ランキングでも第一位にも輝いている商品です。
【レポート】
麹や蒸し米の香りが感じられ、粒感のあるぷるぷるとした食感が印象的でした。
甘みもしっかりとあり、全体として完成度の高い一品だと思います。
不動の人気というのも納得の味わいでした。


2.こうじのもり 玄米あまざけ
玄米の食感が心地よく、まさに「噛んで飲むあまざけ」です。
粗食することで腹持ちがよく、ビタミンやミネラルが豊富なので、ダイエットや美容に効果的です。
【レポート】
色合いは先ほどよりやや濃く、茶色みを帯びています。
香りには香ばしさが感じられ、甘さは最初の商品に比べて控えめな印象です。
玄米の皮が残っているため、飲みながらも最後には咀嚼を楽しめるというユニークな食感があります。
さらに、甘みや旨味の余韻が長く続き、口の中に美味しさがいつまでも残るような感覚を味わえました。


3.こうじのもり 黒米あまざけ
黒米にはポリフェノールの一種「アントシアニン色素」が含まれており、抗酸化作用や目の機能を向上させたり血圧上昇の抑制などの効果があるといわれております。
【レポート】
見た目は小豆のようで、紫色の色合いが印象的です。
香りは思ったよりも穏やかですが、甘みはしっかりと感じられます。
玄米ほどではないものの、黒米の皮の食感が残っており、そこに米本来のぷるぷるとした食感が重なり、とても美味しくいただけました。


4.キューッと飲める有機あまざけQ-ty(キューティ)
製品の信頼性や品質、安全性を象徴する有機JAS認定の甘酒です。
持ち運びもしやすく、朝昼晩と様々なシーンで活用できます。
【レポート】
見た目はこれまでの商品と異なり粒が見えず、やや濃い色合いをしています。
香りにはほのかに麹のニュアンスが感じられます。
口当たりは粒感がなくさらりとしていますが、わずかなとろみもあります。
甘さは落ち着いており、甘酒をあまり飲み慣れていない方でも親しみやすく、初めて試すのに適した味わいだと感じました。


5.こうじのあまざけ ゆず
地元佐伯市直川産のヒノヒカリ米と国産の米麹、そして大分県産のゆずを使用した甘酒。
爽やかな香りと酸味が美味しさを引き立ててくれます。
【レポート】
見た目は最初の商品と大きく変わりませんが、香りはゆずが際立っています。
口に含むと、甘みよりもまずゆずの酸味が広がり、最後の余韻で甘みを感じられます。
さっぱりとした味わいで、残暑の厳しいこの時期にぴったりです。
氷を浮かべて飲むのも面白いですが、炭酸で割ると爽快感が増し、ついぐびぐび飲んでしまいます。非常におすすめの楽しみ方です。


6.AMAZA
プロアスリートの声から生まれたエナジーチャージの新常識、進化系甘酒。
1日1本、速攻チャージ、甘さを抑えて、米つぶ感をなくし、レモンが香るさっぱりとした飲み口が特長です。
毎日の健康習慣や、運動前後のボディケアなど、さまざまなシーンにぴったりです。
【レポート】
見た目は4.と同様に粒感はなく、こちらの方がやや白っぽい色合いです。
香りは穏やかで、わずかに柑橘を思わせるニュアンスも感じられます。
味わいは優しく、甘さは控えめでついぐびぐびと飲んでしまいそうです。わずかな塩味もあり、レモン果汁入りのためか全体的にさっぱりと仕上がっています。
飲み切りを意識したコンセプトが反映された、シーンに合わせた商品設計だと感じました。


まとめ
ぶんご銘醸の甘酒を飲み比べてみると、そのバリエーションの豊かさに驚かされました。
米の粒感をしっかり残したタイプは「食べる甘酒」としての満足感があり、逆にサラリと仕上げたタイプは初心者でも飲みやすく日常的に取り入れやすい印象です。玄米や黒米を使った甘酒は、香ばしさや皮の食感がアクセントとなり、余韻まで楽しめる奥深さが感じられました。
さらに、柚子やレモンを加えたフレーバータイプは、酸味と甘みのバランスが心地よく、季節やシーンに合わせてアレンジして飲む楽しみ方が広がります。
一口に「甘酒」といっても、米の種類や糖化具合、加える素材によってこれほど多彩な表情を見せるのかと実感できるラインナップでした。
ぶんご銘醸の甘酒は、伝統的な美味しさと、新しい飲み方の提案の両方を兼ね備えていると言えそうです。
オンラインショップもございますので、ご興味のある方は是非一度試してみてください。
オンラインショップ:https://www.kojinomori.com/
メーカーについて
ぶんご銘醸株式会社
https://www.bungomeijyo.co.jp/
〒879-3105 大分県佐伯市直川大字横川字亀の甲789-4
麹の杜
https://kojinomori.jp/
〒876-0045 大分県佐伯市上岡字船河内2810番28

ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
https://amazake-press.com/