地域で愛される「ご当地あまざけ」に着目し、甘酒造りのストーリーと甘酒商品の詳しい情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第12回目の紹介記事は、兵庫県の小松屋を特集します。
目次
メーカーについて -About-
昔々、姫路市内にあった㊈小松屋より屋号をのれん分けして頂き、世界遺産の姫路城より南方面へ約7km、播磨を代表する豪華絢爛な灘のけんか祭り処、白浜町松原屋台庫前にて明治10年に創業しました。
今もなお大正・昭和時代からのせいろ(麹蓋)で麹を造り、天然醸造・無添加の手造り味噌や砂糖不使用・ノンアルコール・国産米100%の昔ながらの手造り甘酒を製造しています。
また活用シーンを増やして頂けるよう味噌・甘酒の加工品の新商品開発にも取り組んでいます。
製造過程 -Produce-
播州地域の秋祭りには神様に甘酒をお供えする風習があり、昔は各家庭で麹から甘酒を仕込んでいました。
時代とともに袋入り甘酒のニーズが増え、昭和33年頃より商品化・昔づくりの製法で丹精を込めて、原料は国産米と米麹だけで、ノンアルコール砂糖不使用の安全安心で誰もが飲める唯一無二の甘酒を、と思って製造しています。
洗米から米こうじづくりに4日、甘酒熟成に2日、袋詰殺菌仕上げとほぼ1週間かけて造ります。
商品 -Product-
- 「昔ながらの手造り甘酒350g」
お鍋に約500cc程の水を沸騰させ1袋350gの甘酒を入れて焦がさないようよくかき混ぜながら沸騰直前まで温めて下さい。お好みで生姜やゆず・レモン等入れられても美味しく召し上がれます。また、牛乳を少し入れてもまろやかでホットミルクのようです。
妊婦さんから赤ちゃんの離乳食、老人の介護食品など、多くの方々にご愛飲頂いております。
メッセージ -Message-
麹とともにあるすばらしい日本の食文化を伝えていきたいです。
人生健康的に年をとること(サクセスフルエイジング)が大切であると思っており、サクセスフルエイジングには食事が大変重要な要素です。腸内環境が良くなれば免疫力も上がり、発酵食は病気を防ぐ為には欠かせない食材であります。
日本の伝統的発酵食、味噌・甘酒を安全安心な天然醸造・無添加で健康・美容・美味しいをお客様にお届けできるよう取り組んでいます。ぜひ、発酵食を毎日の食生活に取り入れて頂き、日々の食卓に美味しい幸せが広がり、健康で過ごして頂けたらと思っております。
また、皆様のそう言ったお声を聞けることが職人にとっても励みになります。
おすすめの商品 -Product Recommendations-
冬はホットで、夏は冷やして、豆乳割りや牛乳割り、砂糖代わりとしてもお使い頂けます。
試していただきたい食べ方は、甘酒と無糖ヨーグルトを1:1の割合で混ぜることです。東洋の発酵食品の代表・甘酒と、西洋の発酵食品の代表・無糖ヨーグルト(プレーン)を混ぜると、とても美味しく、お肌にも腸にも良いようです。
今回ご紹介した甘酒メーカーについて
【兵庫県】
有限会社小松屋
http://www.miso-komatuya.co.jp/
兵庫県姫路市白浜町甲568