感染拡大が続く新型コロナウイルス、最近ではオミクロン株が猛威をふるっています。そんな中、オミクロン株の後遺症の一つである「ブレインフォグ」がメディアでも取り上げられていることをご存じですか?そしてブレインフォグの予防には甘酒が有効であることについても詳しくご説明していきたいと思います!
目次
オミクロン株の後遺症って?
オミクロン株の症状と後遺症
新型コロナウイルスが流行し始めてから、様々な変異株が発見されてきました。オミクロン株はその変異株の一種で、感染力の強さが特徴とされています。特に多い症状には発熱や倦怠感、咳などの風邪症状があげられ、味覚障害や嗅覚障害は従来のコロナウイルスに比べて少ないという報告もされています。
しかし、オミクロンへの感染が陰性になった後も嗅覚障害や肺機能の低下、倦怠感などが続く後遺症は多数報告されており、後遺症への理解不足が問題にもなっています。
ブレインフォグとは?
そして、オミクロンや変異株の後遺症の一つである「ブレインフォグ」に悩まされている人が多数いるということも分かっています。
ブレインフォグとは、「脳の霧」という意味で頭がボーっとして集中力が続かなかったり、記憶力が著しく低下したりする症状のことを言います。まさに脳に霧がかかったような状態ですね。
ブレインフォグのせいで仕事や勉強に集中できない、家事や育児がおぼつかないなど日常生活を営むのが困難になったと悩まされている人が多くいます。
ブレインフォグの障害
ある40代の男性はオミクロン株に感染し、当初は軽症だったものの、その後半年にわたって後遺症が続いていると言います。
朝起き上がるのも困難で倦怠感などから会社にも行けず、長期休暇を取らざるを得ない状況にあります。
このブレインフォグが社会に未だ浸透していないせいか、周りから理解されにくいというのも問題のひとつです。
ブレインフォグと認知症の関係
オミクロン株の後遺症として知られるようになってきたブレインフォグですが、実は認知症の症状の一つとして認められることがあります。
認知症とブレインフォグ
ブレインフォグにはまだ解明されていないことが多くありますが、アルツハイマー型認知症と似た症状を認めると言われています。初期のアルツハイマー型認知症でブレインフォグの症状が出る場合もあるともされています。
ブレインフォグが発症する原因としては、脳の過剰な炎症により神経細胞がダメージを受け、記憶力や集中力に影響するのではないかと考えられています。
新型コロナウイルスに感染した場合、それらのウイルスに抵抗するためのたんぱく質が作られ、そのたんぱく質が脳内に入り込むことで炎症を引き起こしている可能性があるとされています。認知症とブレインフォグについては今後さらなる研究によって関係性が明らかになることが期待されています。
認知症予防にフェルラ酸が効果的
アルツハイマー型認知症は脳の炎症による神経細胞のダメージが影響すると前述しましたが、このようなダメージが蓄積すると、活躍できる細胞が減ってしまい、脳が萎縮していきます。
そこで、このダメージを防ぐとされているのが”フェルラ酸”です。
フェルラ酸にはアルツハイマー型認知症を予防する効果が既に認められており、その効果からオミクロン株の後遺症であるブレインフォグへの効果も期待できるのではないかと注目されています。
フェルラ酸の効果
アルツハイマー型認知症は、脳の炎症によって「アミロイドβたんぱく質」という物質が蓄積することで、脳の萎縮が進行するために引き起こされます。
このアミロイドβたんぱく質の生産を防ぐことができれば、認知症の予防にも繋がるというわけですが、そこでフェルラ酸が有効なのです。
フェルラ酸は強い抗酸化作用をもち、アミロイドβたんぱく質の量を低下させる効果があります。また癌や心血管疾患など、酸化ストレスが関わる病気の発症を予防する可能性も期待されているのです。
フェルラ酸を含む甘酒
フェルラ酸を含む食品
フェルラ酸は植物に多く含まれ、食品では野菜や穀物類に多く含まれています。特にお米や小麦に多く、お米では白米よりも玄米に多く含まれます。
また食物繊維を多く含む食品にはフェルラ酸が多く含まれるのではないかとも言われています。
甘酒にはフェルラ酸がたくさん!
フェルラ酸摂取のためにおすすめなのが甘酒です!
甘酒にはフェルラ酸がたくさん含まれています。とある研究では酒粕甘酒、米麹甘酒のいずれにもフェルラ酸の含有が認められており、製造過程でフェルラ酸が失われることはないことが分かります。
またフェルラ酸だけでなく、甘酒には他にも多くの抗酸化成分を含んでいるため、ブレインフォグや認知症予防だけでなく美肌効果も期待できるのです!
甘酒を飲んでコロナ対策をしよう
フェルラ酸をたくさん含んだ甘酒はブレインフォグや認知症予防にとてもおすすめです。積極的に飲んでコロナウイルスに備えましょう!