地域で愛される「ご当地あまざけ」に着目し、甘酒造りのストーリーと甘酒商品の詳しい情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第17回目の紹介記事は、東京都のマルコメを特集します。
目次
メーカーについて -About-
1854年に長野市で創業したマルコメは、味噌をはじめとする発酵食品メーカーです。
近年は信州味噌に欠かせない米糀と発酵技術を活かした「糀甘酒」に注力しています。また、同じく味噌の主原料となる大豆に対する知見を活かした商品に「第4のお肉」とも呼ばれる「大豆のお肉」や、グルテンフリーの「大豆粉」といったシリーズを展開しています。
美味しさはもちろん、毎日の食事を通して健康維持に役立つ商品にこだわっています。
製造過程 -Produce-
米糀の魅力を商品にするべく、2012年に「プラス糀」ブランドを立ち上げました。
塩糀ブームで糀そのものが注目されるようになった2014年、日本人に古くから親しまれてきた糀甘酒を商品化。当社の発酵技術と、こだわりの米糀からつくる糀甘酒は、アルコール0%で砂糖を使っていません。
2018年には砂糖代わりの発酵甘味料として料理にも使いやすい原液の商品化に成功しました。現在は、グループ会社の魚沼醸造で生産しています。
商品 -Product-
- 「プラス糀 糀甘酒LL リッチ粒」
「プラス糀 糀甘酒LL リッチ粒」は、米糀を2割(※)増やした濃厚な味わいが特徴で、原材料はお米と米糀だけ。
米糀の粒食感と糀甘酒本来の風味を味わえ、すっきりした飲み口は甘酒が苦手という方にもおすすめで、そのまま飲んでもスムージーにしても、自然な甘みがマッチします。
離乳後期の赤ちゃんから妊娠中、授乳中の方にも安心で、砂糖代わりの発酵甘味料として肉じゃがなどの料理にも使えます。
※マルコメの通常品「糀甘酒」と比較
メッセージ -Message-
「子どもの頃に飲んで美味しくなかった」「飲んだことはないけど美味しくなさそう」など、甘酒に苦手意識を持たれている方に振り向いてもらえるような取り組みに挑戦していきたいと思います。
また、砂糖代わりの発酵甘味料として色んな料理に使える利便性や美味しさを、わかりやすいアレンジレシピなどで伝えていく必要があります。今後もいかにしてトライアル層を増やしていくのかが課題です。
お砂糖を使わないアルコール0%の糀甘酒。実は、信州味噌に欠かせない米糀と発酵技術で大切につくられています。
2019年に糀甘酒の生産をグループ会社の魚沼醸造に移管しました。
糀甘酒づくりには、美しい水が欠かせません。もっと多くの人に、もっと美味しい糀甘酒を飲んでほしい。その思いから私たちがたどり着いたのは、魚沼の軟水でした。良質な米と越後三山を水源とする伏流水が湧き出た軟水で、自然な甘みを味わえます。
おすすめの商品 -Product Recommendations-
原材料は米と米糀だけ。国産米100%で、越後三山を水源とする伏流水が湧き出た軟水からつくっています。糀の粒を残し、糀の甘みを感じられる味わいに仕上げました。米糀の量が通常の甘酒の1.2倍、無塩タイプでサラっと飲みやすくなっています。離乳後期の赤ちゃんから妊娠中、授乳中の方も安心して飲むことができます。
今回ご紹介した甘酒メーカーについて
マルコメ株式会社
https://www.marukome.co.jp/
東京都新宿区高田馬場1-34-7