【概要】
名古屋市中村区を拠点とするトガル株式会社は、名古屋造形大学との産学連携により、「リニア中央新幹線」駅開発の続く名古屋駅西エリアにて「椿甘酒 地域愛・活性化プロジェクト(仮称)」を本格始動いたします。
2024年10月15日には、プロジェクトの第一歩として名古屋造形大学の学生によるオリエンテーションと現地調査を実施いたしました。
目次
椿甘酒プロジェクトの背景
日本屈指のターミナル駅で東海地方の玄関口「名古屋駅」その新幹線口がある西エリアには、徒歩圏内に歴史・文化遺産があります。
その歴史の一つにかつてこの地を流れていた笈瀬(おいせ)川の清水で作られた甘酒には、疫病の流行を鎮めたという言い伝えが残されています。
現在も椿神明社と牧野神明社などで開催される「甘酒祭」として、この伝統は受け継がれてきました。しかし、リニア時代を見据えた都市開発の加速により、この地域固有の歴史や文化が急速に失われつつあります。
この状況において、私たちは開発と伝統が共存する新しい街づくりを目指し、次世代に受け継ぐべき地域の歴史や文化を守り、発展させていく必要があると考えています。
産学連携で現地調査の実施
2024年10月15日、名古屋造形大学の学生とトガル株式会社にてオリエンテーションを実施。その後、地域の関係者とともに現地調査を行いました。かつて笈瀬川が流れた道路を歩き、椿神明社にて氏子総代や地域の方から甘酒祭の由来について説明を受け、参拝者に振る舞われる甘酒を試飲。地域の歴史と伝統を直接体験する機会となりました。
今後の「椿甘酒プロジェクト」の取り組み予定
1. 地域の歴史研究と記録
・甘酒祭の歴史調査と記録
・笈瀬川と地域の発展についての調査
・名古屋駅西エリアの歴史調査と記録
2. 産学連携による新商品開発
・甘酒の開発
・オリジナルメニューの開発
・お土産や地域グッズの開発
3. 地域コミュニティの活性化
・地元商店街などとの連携
・子どもたちへの歴史教育活動
・近隣店舗との連携
今後の展開(予定)
・甘酒の開発・販売
・地域・子どもたちへの歴史教育活動
・近隣店舗との連携
本プロジェクトを通じて、名古屋駅西エリアの歴史と伝統を再認識する機会を創出し、地域愛の醸成と活性化に貢献してまいります。
今後も本プロジェクトは、名古屋造形大学の学生たちと共に、地域の皆様のご協力をいただきながら継続的に活動を展開してまいります。
引き続き、温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。